その坂は、
あなたの行動範囲を
決めている。
電動アシスト自転車は「楽をする道具」ではありません。移動の条件そのものを書き換える道具です。だから選び方も、性能表からではなく暮らしの側から始まります。
カタログの数字を先に見ると、選べなくなります。先に決めるのは「どのモデルか」ではなく「どう使うか」です。
用途で決まること
通勤・通学。片道の距離と坂の有無で、必要な容量が決まります。週に何回充電したいかから逆算するのが実用的です。
買い物。積載が中心。カゴやキャリアが付くか、重い荷物を載せて安定するか。
子どもの送り迎え。前乗せか後ろ乗せかで、選ぶ型が変わります。重心とスタンドの安定性が最優先。
坂の多い地域。アシストの強さとギア。平地中心の人とは必要な仕様が違います。
レジャー・遠出。航続距離と、保管のしやすさ(折りたたみ可否)。
先に書き出す3つ
一.1回に走る距離。往復で何kmか。
二.ルートに坂があるか。あるなら、荷物や子どもを載せた状態で上がる坂か。
三.置き場所。屋外か、屋内か。階段を上げる必要があるか。
この3つが決まると、候補は3モデル程度まで絞れます。ここを飛ばして比較サイトを見ても、決まりません。
見るべき仕様は4つ
①バッテリー容量(Ah)。大きいほど走行距離が伸び、価格も上がります。毎日使うなら、充電の頻度を下げられる容量を選ぶほうが結果的に続きます。
②車体重量。20kg台が中心です。階段や段差で持ち上げる場面があるなら、実物で確認してください。数値だけでは判断できません。
③タイヤサイズとフレーム形状。小径は乗り降りしやすく小回りが利きます。またぎやすい低床フレームは、子どもを乗せるときに効きます。
④アシストの制御。坂道での立ち上がり、こぎ出しの感触。ここは試乗しないと分かりません。
ラインナップと仕様を確認する
用途が決まったら、実際の仕様で確かめる段階です。バッテリー容量・重量・積載・保証は公式サイトで公表されています。
- 掲載する仕様は公式サイトの公表値です
- 必要な仕様は用途により変わります
- 公道は法規に適合した車両で
カタログに載らない数字
走行距離の表示はエコモードでの値です。実際に使う条件で読み替えないと、選び方を間違えます。
| 項目 | カタログの前提 | 実際の読み替え方 |
|---|---|---|
| 走行距離 | エコモード・平地・一定条件 | 強モード中心なら半分前後で見る |
| 重量 | バッテリー込みの車体重量 | 階段があるなら持ち上がるか実物で確認 |
| バッテリー | 新品時の容量 | 消耗品。交換費用も総額に入れる |
| 保証 | メーカー保証の年数 | 近くで整備を受けられるかが続くかを分ける |
特に最後の項目は見落とされがちです。買った後に整備できる場所があるかで、その自転車を何年使えるかが変わります。
バッテリーの考え方
バッテリーは消耗品です。これを前提に置くかどうかで、総額の見え方が変わります。
確認する項目:
・充電1回あたりの走行距離(使うモードでの値)
・充電にかかる時間
・バッテリーを取り外して屋内で充電できるか
・交換用バッテリーの価格と、入手できる期間
初期費用が安くても、数年後の交換費用が高ければ総額は逆転します。5年で見たときの金額で比べてください。
法規と安全
日本国内の公道で走るには、法令に適合した車両である必要があります。
・アシスト比率と、アシストが切れる速度が基準内であること
・型式認定(TSマークなど)の有無
・保安部品(ライト、反射器材、ベル)
・自転車損害賠償責任保険(多くの自治体で加入が義務または努力義務)
子どもを乗せる場合は、幼児2人同乗基準適合車かどうかを必ず確認してください。基準を満たさない車両で2人を乗せることはできません。
仕様と保証の条件を確認する
掲載する仕様は公式サイトの公表値です。実際の条件は販売店・時期により異なります。
- 掲載する仕様は公式サイトの公表値です
- 必要な仕様は用途により変わります
- 公道は法規に適合した車両で
一次情報の確認先
本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。