本ページはアフィリエイト広告を利用しています。掲載する法令・基準の記載は、経済産業省・国土交通省・総務省消防庁・消費者庁・NITE・一般社団法人JBRC の公表資料にもとづきます。

回収ボックスは、3つの条件を満たすものしか受け取らない

使い終わったモバイルバッテリーは家庭ごみに出せません。家電量販店などの回収ボックスに持って行くのが基本ですが、持って行っても受け取ってもらえないものがあります。一般社団法人JBRCが示している条件を読むと、その線引きがはっきり書かれています。

本ページは法令と公表資料の一般的な整理です。個々の製品がどの区分に当たるかは、その製品の仕様によって変わります。航空会社の取扱いは各社の規定によります。消防法にもとづく届出の要否は、お住まいの市区町村の火災予防条例によって異なります。実際の判断は、製造・輸入事業者、利用する航空会社、管轄の消防署にご確認ください。
このページの内容
  1. 回収の3条件
  2. 会員企業製かどうか
  3. 膨らんだものは対象外
  4. そもそも対象外の電池
  5. 出すときの手順
  6. 対象外だったときの行き先
  7. 確認の順序
  8. 確認に使った一次情報
  9. よくある疑問

回収の3条件

JBRCは、回収の対象かどうかの判断を、リサイクルマークの有無ではなく3つの条件をすべて満たすかで示しています。

JBRC会員企業製であること (会員企業外品やメーカー不明品は回収対象外)

電池種類(ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池のいずれか)が明確であること

破損、水濡れや膨張等の異常のある電池や、外装なしのラミネートタイプの電池ではないこと

3つとも、いちばん捨てたいものが引っかかりやすい条件です。順に見ます。

会員企業製かどうか

1つ目が「JBRC会員企業製であること」。括弧の中に、「会員企業外品やメーカー不明品は回収対象外」とはっきり書かれています。

これが効くのは、通販で買った、聞いたことのないブランドのモバイルバッテリーです。安く買えたものほど、この条件に引っかかります。

持って行っても受け取られないことがある例

JBRCは協力店・協力自治体の検索を公開しています。持って行く前に、その電池が対象か・その場所が受けているかを確かめてください。

通販で買った海外ブランドのモバイルバッテリー

そのメーカーがJBRCの会員でなければ対象外です。買う前にメーカー名が分かるかどうかが、捨てるときの分かれ目になります。

ノベルティでもらった、ブランド名の入っていないもの

メーカー不明品は対象外です。もらった先に問い合わせる以外に手がかりがありません。

何年も前に買って、どこの製品か分からなくなったもの

本体の表示が消えていると、電池種類も会員企業も特定できません。

家電量販店のプライベートブランド品

その量販店またはOEM元が会員かどうかによります。買った店に聞くのがいちばん早い。

膨らんだものは対象外

3つ目の条件が、いちばん困る部分です。「破損、水濡れや膨張等の異常のある電池」は回収対象外とされています。

ところが実際には、膨らんだから捨てようと思うのがふつうです。膨張は内部でガスが発生している状態で、そのまま使い続けるのは危険です。だから捨てたい。しかし通常の回収ルートには乗りません。

膨らんだ電池でやってはいけないこと

穴を開ける、押して空気を抜こうとする

内部の短絡につながります。絶対にしないでください。

家庭ごみ・不燃ごみに混ぜる

収集車とごみ処理施設での火災の原因になります。全国の自治体が繰り返し注意を出しています。

そのまま袋に入れて長期間家に置く

高温になる場所は特に危険です。直射日光の当たる車内、暖房器具の近くは避けてください。

水に浸ける

リチウムイオン電池を水に浸けるのは、消火にも保管にも適しません。

ではどうするか。市区町村の清掃・環境部署に電話して、「膨張したリチウムイオン電池をどう出せばよいか」を聞いてください。異常のある電池の受け入れ方法を個別に案内している自治体があります。ここは自治体ごとに扱いが違うので、一般論では決まりません。

そもそも対象外の電池

JBRCが回収するのは充電できる電池(小型充電式電池)だけです。次のものは対象外とされています。

JBRCの回収対象と対象外

電池の例扱い
対象ニカド電池(Ni-Cd)回収対象
対象ニッケル水素電池(Ni-MH)回収対象
対象リチウムイオン電池(Li-ion)回収対象
対象外乾電池(単1〜単3、006P形)回収対象外
対象外リチウム一次電池(BR-◯◯/CR-◯◯/ER-◯◯)回収対象外
対象外ボタン電池・コイン電池回収対象外

対象外のものは、自治体の分別区分か、それぞれの回収の仕組み(電器店の回収など)に従ってください。

見分け方として、JBRCは3つの矢印のリサイクルマーク(スリーアローマーク)と電池の種類を示す英文字を挙げています。ただし「「資源有効利用促進法」施行前のものには、リサイクルマークの無いものもございます」とも書かれており、マークが無い=対象外ではありません。

出すときの手順

回収ボックスに持って行くまで

  1. 本体の表示を確認するメーカー名、電池の種類(Li-ion など)、リサイクルマーク。ここが読めないと対象か判断できません。
  2. 異常が無いか見る膨らんでいないか、割れていないか、濡れていないか。異常があれば回収ボックスには持って行かず、自治体に相談します。
  3. 端子を絶縁するJBRCは「金属端子部は絶縁テープで絶縁してください。」としています。ショートによる発火を防ぐためです。
  4. 分解しないモバイルバッテリーについてJBRCは「本体回収になりますので、分解して電池を取り出さないでください。」としています。
  5. 協力店・協力自治体を調べて持って行くJBRCが検索を公開しています。近くの店が必ず受けているとは限りません。
  6. 受け取れないと言われたら理由を聞く会員企業外か、異常があるか、電池種類が不明か。理由が分かれば次の行き先が決まります。

対象外だったときの行き先

対象外だった理由と、次にどうするか

理由行き先聞くこと
会員企業外品・メーカー不明市区町村の清掃・環境部署「JBRC対象外の充電式電池はどう出しますか」
膨張・破損・水濡れ市区町村の清掃・環境部署「異常のある電池の出し方」を個別に聞く
乾電池・ボタン電池自治体の分別区分/店頭回収分別区分表で該当の区分を確認
事業所から出たもの産業廃棄物として処理産業廃棄物収集運搬業者、または広域認定の仕組み

最後の行が見落とされます。事業所から出た電池は家庭ごみのルートに乗せられません。会社で使ったモバイルバッテリーを社員が家庭で捨てる、という運用は避けてください。

確認の順序

捨てる前に確認すること

PSEマークは何を保証しているか使い終わった電池の捨て方飛行機に持ち込めるワット時定格量蓄電池と消防法の届出発火はどこで起きているか買う前に見る5つの数字

捨てるときのことまで含めて、メーカーを選ぶ

メーカーがはっきりしている製品は、回収の相談先も残ります。容量別のラインナップと仕様は公式サイトで確認できます。

掲載内容は各社公式サイトの公表値です。効果には個人差があります。広告(PR)を含みます。

確認に使った一次情報

よくある疑問

膨らんだモバイルバッテリーを今すぐどうすればよいですか。

使用と充電をやめ、直射日光の当たらない、燃えるものから離れた場所に置いてください。穴を開けたり押したりしないでください。そのうえで市区町村の清掃・環境部署に出し方を聞いてください。

回収ボックスがどこにあるか分かりません。

JBRCが協力店・協力自治体の検索を公開しています。近くの家電量販店・ホームセンター・自治体の窓口が候補になります。

メーカー名が分かりません。回収してもらえますか。

JBRCは「メーカー不明品は回収対象外」としています。市区町村の清掃・環境部署に相談してください。

ノートパソコンの内蔵バッテリーも同じですか。

取り外せる充電式電池は同じ扱いになりえますが、内蔵型は本体ごとの回収(小型家電リサイクルなど)になることがあります。分解して取り出さないでください。

会社で使っていたものはどう捨てますか。

事業所から出たものは産業廃棄物として処理する必要があります。家庭ごみや店頭の回収ボックスに出さないでください。処理の方法は自治体と収集運搬業者に確認してください。

リサイクルマークが無い古い電池は対象外ですか。

JBRCは、法律の施行前に製造されたものにはマークが無いことがあり、Ni-Cd/Ni-MH/Li-ion といった表示があるものも回収・リサイクル対象としています。

リチウムイオン電池の法令ガイドの記事一覧

一次情報の確認先

本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。

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