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捕まえないなら、許可は要らない

環境省は防除について「鳥獣保護管理法で規制されている哺乳類と鳥類の捕獲を除けば、誰もが自由に防除を行うことができます」としています。つまり「捕獲」以外の対処には許可が要りません。できることは意外に多く、順番を守れば効果もあります。

このページの内容
  1. 許可が要る/要らないの境目
  2. できる3つ
  3. 順番が重要
  4. 侵入口を塞ぐ
  5. 餌をなくす
  6. やってはいけないこと
  7. つまずくところ
  8. よくある疑問

許可が要る/要らないの境目

境目は「捕獲したかどうか」です。

許可の要否

行為捕獲にあたるか許可
わなを置いて捕らえるあたる必要
殺傷するあたる必要
追い出す(威嚇・音・光・におい)あたらない不要
侵入口を塞ぐあたらない不要
餌になるものをなくすあたらない不要
屋根裏を清掃するあたらない不要

環境省は、哺乳類と鳥類の捕獲を除けば誰もが自由に防除を行うことができるとしています。

「わなを買えること」と「使ってよいこと」は別です。ホームセンターで箱わなが売られていても、許可なく哺乳類を捕獲することはできません。

できる3つ

許可なしでできる3つ
許可なしでできる3つ順番を守ります。出す塞ぐ減らす

→ 図は横にスクロールできます

  1. 出すいま中にいる動物に、居づらい状態を作って自分から出てもらう。
  2. 塞ぐ出た後に、入ってきた口を塞ぐ。ここを飛ばすと必ず戻ります。
  3. 減らす餌になるもの、登れる経路をなくして、そもそも寄りつかなくする。

この3つは順番が決まっています。②を先にやると、中に閉じ込めることになります。

順番が重要

自分でやるときの順番

  1. ① 出入りの時間帯を確認する夜行性なら、夕方に外へ出ることが多い。数日、音の時間をメモします。
  2. ② 中に動物がいないタイミングを見極めるここを間違えると、内部に閉じ込めます。
  3. ③ 居づらい状態を作る光・音・においなど。子育て中は動きが鈍いことがあります。
  4. ④ 出たことを確認する音が完全に止まったか、数日みます。
  5. ⑤ 侵入口を塞ぐ見つけた口をすべて塞ぎます。1か所でも残れば戻ります。
  6. ⑥ 餌と経路をなくす生ゴミ、ペットフード、果樹の落果、屋根へ登れる庭木。
  7. ⑦ 清掃・消毒するフンや巣材を防護具を着けて片付けます。

②が最も難しく、最も重要です。子がいる時期は、親だけが出て子が残ることがあります。判断がつかないときは、無理に塞がず専門家に見てもらってください。

中にいるかどうかを確認してもらう

閉じ込めを避けるには、出入りの確認が要ります。対応範囲は各社の公式サイトでご確認ください。

掲載内容は各社公式サイトの公表値です。効果には個人差があります。広告(PR)を含みます。

侵入口を塞ぐ

塞ぐ材料は、動物の力で破られないものを選びます。

塞ぐときの考え方

換気口を完全に塞ぐと、建物側に別の問題が出ます。通気を確保したまま動物を通さない形にする必要があります。判断がつかない場合は業者に相談してください。

餌をなくす

侵入口を塞いでも、敷地に餌があれば別の口を探されます。動物が家に近づく理由は、雨風をしのげることと、近くに食べ物があることの2つです。片方だけを断っても、もう片方が残っていれば別の経路を探されます。

やっかいなのは、本人が「餌を置いている」と思っていない場合が多いことです。収集日の前夜に出した生ゴミ、屋外に置いたままのペットの器、庭に落ちた果実。どれも意図して置いたものではありませんが、動物から見れば同じです。次の一覧で、心当たりがないか確かめてください。

見落とされやすい餌

生ゴミ

収集日の前夜に外へ出すと、夜のあいだに荒らされます。当日の朝に出します。

ペットフード

屋外に置いたままにしない。食べ残しも片付けます。

果樹の落果

庭の柿・ビワなどは、落ちた実が餌になります。

鳥の餌台

こぼれた餌が地面に残ります。

家庭菜園の収穫残り

畑に残した野菜も対象になります。

あわせて屋根へ登れる経路を断ちます。建物に接した庭木、雨どい、物置、塀。ここを切ると、そもそも屋根に上がれなくなります。

やってはいけないこと

やってはいけないこと

行為なぜ
許可なくわなを置く哺乳類・鳥類の捕獲は原則として許可が必要です
捕まえた特定外来生物を生きたまま運ぶ環境省は法律違反になるとしています
捕まえた動物を山に放す特定外来生物は野外への放出等が原則禁止されています
中に動物がいるまま侵入口を塞ぐ内部で死ぬと、においと衛生の問題が残ります
毒餌を自己判断で使う他の動物やペットへの影響、死骸が壁内に残る問題があります
フンを素手で片付ける感染症や寄生虫のおそれがあります

このうち上3つは法律に触れます。下3つは実務上の失敗です。

つまずくところ

わなから始める

許可が要ります。まず追い出しと侵入口から始めます。

侵入口を1か所だけ塞ぐ

他が残っていれば戻ります。外周を一周して全部探します。

中にいるまま塞ぐ

閉じ込めになります。出入りの時間帯を確認してから塞ぎます。

餌を残したまま塞ぐ

別の口を探されます。ゴミ・ペットフード・落果を先に片付けます。

高所で無理をする

屋根の作業は転落の危険があります。無理をしないでください。

よくある疑問

追い出すだけなら許可は要りませんか。

環境省は、哺乳類と鳥類の捕獲を除けば誰もが自由に防除を行うことができるとしています。追い出しは捕獲にあたりません。

市販のわなを買ったのですが使えますか。

哺乳類・鳥類の捕獲は原則として許可が必要です。買えることと使ってよいことは別です。

いつ侵入口を塞げばよいですか。

中に動物がいないことを確認してからです。出入りの時間帯を数日かけて確認してください。

換気口は塞いでよいですか。

通気を止めると建物側に問題が出ます。通気を確保したまま動物を通さない形にする必要があります。

追い出しても戻ってきます。

侵入口が残っているか、敷地に餌が残っている可能性があります。両方を確認してください。

家に入った害獣と捕獲許可のガイドの記事一覧

一次情報の確認先

本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。

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