本ページはアフィリエイト広告を利用しています。掲載する制度の記載は、環境省・国立研究開発法人国立環境研究所および各市区町村の公表内容にもとづきます。

頼めても、収集日に来てもらえるとは限らない

「ヘルパーさんに頼めばいい」と思われがちですが、ごみの収集日は自治体が決めています。訪問介護の曜日と合わなければ、ごみは家に残ります。国立環境研究所も、この疑問を正面から取り上げています。制度の違いと、使い分けを整理します。

本ページはごみ出し支援制度についての一般的な整理です。制度の有無・名称・対象・回数・申込方法は市区町村ごとに異なります。実際の手続きは、お住まいの市区町村のごみ担当課(清掃事務所)にご確認ください。
このページの内容
  1. 国立環境研究所が挙げた疑問
  2. 訪問介護の生活援助
  3. ずれるところ
  4. 2つの制度の使い分け
  5. ケアマネジャーに何を伝えるか
  6. 両方使えることがある
  7. 確認の順序
  8. 確認に使った一次情報
  9. よくある疑問

国立環境研究所が挙げた疑問

ガイドブックの特徴を説明する文に、この疑問がそのまま書かれています。

「介護保険制度を利用していれば、ごみ出し支援は必要ないのでは?」「支援がないとどうなってしまうの?」といった疑問を持つ人も多いでしょう。本書では、高齢者のごみ出しを巡る課題を詳しく解説し、なぜ支援が必要なのかを理解できるようにしています

研究機関がわざわざこの疑問を挙げるということは、実務でずれが起きている、ということです。

訪問介護の生活援助

介護保険の訪問介護には、身体介護と生活援助があります。ごみ出しは生活援助にあたる場合があります。

ただし生活援助には制約があります。ここは介護保険の制度の話なので、実際にどこまで頼めるかはケアマネジャーと保険者(市区町村)の判断になります。

訪問介護でごみ出しを頼むときに関わること

内容
ケアプランケアプランに位置づけられている必要があります
区分支給限度基準額要介護度ごとの上限の中でやりくりします
訪問の曜日・時間事業所の体制で決まります
同居家族がいる場合生活援助の可否について取り扱いがあります

この表は、頼めるかどうかを判断するものではありません。実際の可否はケアマネジャーと保険者にご確認ください。→ 介護保険で頼めないこと

ずれるところ

いちばん大きいのは曜日です。

収集日と訪問日がずれると何が起きるか

内容
燃やすごみが週2回訪問が週1回なら、片方の収集日は自分で出すことになる
資源・不燃が月1〜2回その日に訪問が入っていなければ出せない
収集は朝訪問が午後なら、その日の収集には間に合わない
前夜に出せない地域カラス対策で前夜の排出を禁じている地域があります

この整理は制度の仕組みから導いたものです。実際の収集日・排出ルールはお住まいの市区町村によります。

自治体の収集制度(ふれあい収集)は、収集日に合わせて職員が来ます。そこが決定的に違います。横浜市は「週に1回、市職員が収集に伺います」と書いています。

2つの制度の使い分け

訪問介護の生活援助と、自治体のごみ出し支援

訪問介護(生活援助)自治体のごみ出し支援
根拠介護保険法市区町村の要綱(廃棄物処理法の枠組み)
申込み先ケアマネジャーごみ担当課・清掃事務所
費用介護保険の自己負担確認した自治体の案内に収集費用の記載なし
日程事業所の体制で決まる収集日に合わせて来る
限度額区分支給限度基準額の中限度額とは無関係
安否確認訪問時に把握声かけを行う自治体がある

費用の有無は市区町村によって異なる可能性があります。窓口で確認してください。

限度額の外で使える、というのが大きい。訪問介護でごみ出しに時間を使うと、その分ほかの支援に使える時間が減ります。自治体の収集制度はその枠の外です。

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ケアマネジャーに何を伝えるか

相談するときの順序

  1. ごみ出しのどこができないかを具体的に言う「持てない」のか「歩けない」のか「朝起きられない」のか。手立てが変わります。
  2. 収集日と曜日を伝える燃やすごみ・資源・不燃、それぞれの曜日。訪問日と重なるかが分かります。
  3. 自治体の収集制度を調べたかを伝えるケアマネジャーが知らないことがあります。市区町村の制度は介護保険の外だからです。
  4. 限度額の使い方として妥当かを相談する自治体の制度が使えるなら、その分ほかの支援に回せます。
  5. 両方を組み合わせられるか聞く両方使えることがある

両方使えることがある

どちらか一方に決める必要はありません。自治体のごみ出し支援は介護保険の区分支給限度基準額の外にあるので、訪問介護の時間を減らさずに使えます。

逆に、自治体の収集が週1回なら、資源や不燃の収集日はカバーされません。その日をヘルパーの訪問に合わせる、という組み方ができます。収集日の曜日を書き出して、埋まっていない日を探すところから始めてください。

組み合わせの例

組み合わせの可否は、ケアマネジャーと市区町村の窓口の判断になります。

燃やすごみは自治体、それ以外はヘルパー

自治体の収集が週1回なら、資源や不燃の日はヘルパーの訪問に合わせるという形がありえます。

ふれあい収集の対象外だが、生活援助は使える

同居者がいるなどで自治体の制度に当てはまらない場合。ケアプランで対応できるかを相談してください。

生活援助が限度額で足りない

自治体の制度が使えれば、その分の時間をほかに回せます。先に自治体に問い合わせてください。

どちらも使えない

社会福祉協議会・シルバー人材センター・地域の助け合いという道があります。自分の市区町村に無いとき

確認の順序

ごみ出しをどう頼むか決める

4分の3の自治体にはまだ無い対象になるかどうか介護保険のヘルパーに頼めるか声かけと安否確認粗大ごみの持ち出しと手数料の免除自分の市区町村に無いとき

確認に使った一次情報

よくある疑問

ヘルパーにごみ出しを頼めますか。

生活援助として位置づけられる場合がありますが、ケアプランと保険者の判断によります。ケアマネジャーにご相談ください。

同居家族がいると生活援助は使えませんか。

同居家族がいる場合の生活援助については取り扱いがあります。一律に使えないわけではありません。ケアマネジャーに事情を伝えて相談してください。

収集日の朝に来てもらえますか。

訪問の時間は事業所の体制によります。朝の枠が埋まっていることがあります。

自治体の制度とヘルパー、どちらが先ですか。

自治体の制度を先に調べるほうが得です。介護保険の限度額の外だからです。

ケアマネジャーがごみ出し支援を知りませんでした。

市区町村のごみ担当課の制度は介護保険の外にあります。ごみ担当課に直接聞いてください。

要介護認定を受けていません。

横浜市のふれあい収集は「ごみを持ち出すことができない65歳以上の方」も区分に挙げています。認定がなくても対象になりうる形です。

ごみ出し支援の制度ガイドの記事一覧

一次情報の確認先

本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。

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