2つある。どちらを取るかで請求先が変わる
過去の住所を証明する書類は2つあります。住民票の除票と、戸籍の附票です。目黒区は除票を「区外への転出や、死亡等により住民登録が削除された住民票」、附票を「住所の異動履歴が記録されているもの」と説明しています。そして附票は、中身が住所の話なのに、請求先は本籍地の市区町村です。
2つの違い
除票と附票(目黒区の記載から)
| 住民票の除票 | 戸籍の附票 | |
|---|---|---|
| 何が載るか | 「区外への転出や、死亡等により住民登録が削除された住民票」 | 「住所の異動履歴が記録されているもの」 |
| 請求先 | 住民登録があった市区町村 | 本籍地の市区町村 |
| 単位 | その市区町村での住民登録 | その戸籍にいた間の住所の履歴 |
| 手数料 | 市区町村による | 1通 300円(目黒区) |
| 請求できる方 | 本人/任意代理人/法定代理人/「除票の記載事項を利用する正当な理由がある方」 | 本人/配偶者/直系尊属(父母、祖父母)/直系卑属(子、孫) |
出典:目黒区「住民票の除票がほしいとき」「戸籍の附票がほしいとき」(2026年9月10日確認)。取り扱いは市区町村ごとに異なります。
引っ越しを何度もしている場合、除票は市区町村ごとにバラバラです。いっぽう附票は、その戸籍にいた間の住所の履歴がまとまっています。まとめて取りたいときは附票、その市区町村の記録が要るときは除票、という使い分けになります。
住民票の除票
区外への転出や、死亡等により住民登録が削除された住民票を「住民票の除票」といいます。
転出によって消除された住民票の除票と、死亡によって消除された住民票の除票とでは、請求方法や必要なものが異なります。
出典:目黒区「住民票の除票がほしいとき」(2026年9月10日確認)。
転出による除票と、死亡による除票で扱いが分かれています。窓口では、どちらなのかを最初に伝えてください。
転出による除票を請求できる方(目黒区の記載から)
| 内容 | |
|---|---|
| 本人 | 本人確認書類 |
| 任意代理人 | 本人からの委任状 |
| 法定代理人 | 親権者、成年後見人等 |
| 正当な理由がある方 | 「除票の記載事項を利用する正当な理由がある方」 |
出典:目黒区「住民票の除票がほしいとき」(2026年9月10日確認)。
「正当な理由がある方」という枠があります。本人でも親族でもなくても、理由があれば請求できる場合がある、ということです。どこまで認められるかは市区町村の判断なので、事前に窓口へ相談してください。
除票は省略して交付される
目黒区は、事前に確認しておくこととしてこう書いています。
次の事項は原則として省略したものを交付します。必要がある方は、必ずその旨を窓口にてお申し出ください。その他に証明したい記載事項(住所の履歴など)がある場合もお申し出ください。
原則として省略される事項(日本人・目黒区の記載)
- 世帯主・続柄
- マイナンバー
- 住民票コード
- 本籍・筆頭者
出典:目黒区「住民票の除票がほしいとき」(2026年9月10日確認)。外国人の方については、上記に加えて国籍等、在留資格、在留期間等、在留カード等の番号、通称の履歴などが挙げられています。
ここが取りこぼしの最大の原因です。黙って請求すると、本籍も続柄も載っていないものが出てきます。提出先が本籍の記載を求めていた場合、取り直しになります。
先に提出先に「何の記載が要るか」を聞き、窓口で申し出てください。
マイナンバーについては、目黒区は「マイナンバーが記載された住民票は、任意代理人(委任状を持参した方)へ直接交付することができません。」としています。受け付けたうえで、本人の住民登録されている住所へ郵送する扱いになります。
戸籍の附票
目黒区は、附票の請求前に確認しておくこととしてこう挙げています。
取得する前に確認しておくこと(目黒区の記載)
- 「必要な戸籍の本籍および筆頭者の氏名」
- 「必要な附票に記載されている全部の証明が必要か、もしくはそのうちの個人又は一部の戸籍が必要なのか(謄本か抄本かなど)」
- 「どこからどこまでの住所の履歴がわかる証明が必要なのか」
- 「本籍及び筆頭者氏名、在外選挙人登録の記載が必要なのか」
出典:目黒区「戸籍の附票がほしいとき」(2026年9月10日確認)。手数料は1通 300円。
附票も、記載する項目を選ぶ仕組みです。「どこからどこまでの住所の履歴」と「本籍及び筆頭者氏名の記載の要否」を聞かれます。提出先の指定を控えてから行ってください。
目黒区の休日窓口では、附票の写しは受け付ける証明書に挙げられています。(全部事項証明書・個人事項証明書・戸籍の附票の写し)ただし「証明書の発行は翌開庁日となり、再度来庁していただきます。」とされています。
請求できる人の範囲
附票を取得できるかた(目黒区の記載から)
| 取得できるか | |
|---|---|
| 本人(附票に記載されているかた) | できる |
| 配偶者 | できる |
| 直系尊属(父母、祖父母) | できる |
| 直系卑属(子、孫) | できる |
| 兄弟姉妹 | 挙げられていない |
出典:目黒区「戸籍の附票がほしいとき」(2026年9月10日確認)。目黒区は代理人による取得について別ページを案内しています。
兄弟姉妹が挙げられていません。戸籍謄本には、兄弟姉妹など直系以外の請求の扱いを別に説明しているページがありますが、附票の「取得できるかた」には含まれていません。兄弟の住所の履歴が必要な場合は、窓口に事情を伝えて相談してください。
目黒区は、必要なものの3つ目に「戸籍に記載のあるかたと直系親族であることが確認できる資料(必要な場合のみ)」を挙げています。目黒区の戸籍で関係を確認できない場合に要ります。
記録が残っていないとき
目黒区は、不在住証明書の説明でこう書いています。
令和元年6月19日までは、住民票の除票や戸籍の附票は保存年限が5年と定められていたため、過去に住んでいた住所の記載が廃棄されている場合があります。
出典:目黒区「不在住証明書がほしいとき」(2026年9月10日確認)。
除票も附票も出てこなかったとき、そこで終わりではありません。不在住証明書・不在籍証明書で対応できる場合があります。ただし代用できるかを決めるのは提出先です。
状況ごとの考え方
引っ越しを何度もしている
本籍の記載が要ると言われた
兄弟の住所の履歴が要る
亡くなった方の除票が要る
本人でも親族でもない
どちらも出てこなかった
よくある取りこぼし
附票を住んでいる市区町村に取りに行った
請求先は本籍地です。
除票に本籍が載っていなかった
原則として省略されます。必要なら窓口で申し出てください。
何の記載が要るか確認せずに請求した
附票も除票も、載せる項目を選ぶ仕組みです。
兄弟の分を自分の名前で請求した
附票の取得できるかたに兄弟姉妹は挙げられていません。
マイナンバー入りを代理人が受け取ろうとした
任意代理人へ直接交付できないとされています。
出てこないのであきらめた
不在住証明書・不在籍証明書という道があります。
→ 6つの証明書の切り分け/不在住証明書/不在籍証明書/戸籍の身分証明書/届出の受理証明書/過去の住所をたどる(除票と戸籍の附票)
確認に使った一次情報
- 目黒区「不在住証明書がほしいとき」目黒区 不在住証明書
- 目黒区「不在籍証明書がほしいとき」目黒区 不在籍証明書
- 目黒区「戸籍の身分証明書がほしいとき」目黒区 戸籍の身分証明書
- 目黒区「届出の受理証明書がほしいとき」目黒区 届出の受理証明書
- 目黒区「住民票の除票がほしいとき」目黒区 住民票の除票
- 目黒区「戸籍の附票がほしいとき」目黒区 戸籍の附票
- 目黒区「戸籍の証明書がほしいとき」目黒区 戸籍の証明書
よくある疑問
除票と附票はどう違いますか。
附票はどこに請求しますか。
除票に本籍は載りますか。
誰が附票を請求できますか。
記録が残っていませんでした。
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一次情報の確認先
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