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光コンセントはあっても足りないことがある

「光コンセントがあるから工事はいらない」と思って申し込み、当日に工事が発生する——よくある行き違いです。光コンセントはケーブルの出口でしかなく、その先が生きているかは別の話だからです。

このページの内容
  1. 光コンセントとは何か
  2. 見分け方
  3. あるのに工事が要る理由
  4. 確認する順番
  5. つなぎ方と、刺さらないとき
  6. どこを探せばよいか
  7. 見つからないとき
  8. よくある疑問

光コンセントとは何か

光ファイバーが部屋の中まで来ている場合、その終端が壁面に出ています。それが光コンセントです。電気のコンセントとは別物で、差し込む相手も違います。

ここに光ケーブルをつなぎ、その先に回線終端装置(ONU/モデム)を置き、さらにルーターにつなぐ、という並びになります。

見分け方

形は大きく2つに分かれます。

光コンセントの2つの形

見た目どう使うか
一体型電話のモジュラージャックと同じプレートに、光の差込口が一緒に付いているプレートを外さずにそのまま使う
分離型壁から光ケーブルが直接出ていて、その先端にコネクタが付いている出ているケーブルを機器につなぐ

どちらでも役割は同じです。形の違いで工事の要否が決まるわけではありません。

探す場所

プレートに「光」「光配線」といった表示があるものが該当します。形だけで判断せず、表示を見てください。

あるのに工事が要る理由

光コンセントがあるということは「かつて誰かがここに光回線を引いた」という意味です。今も使える状態とは限りません。

光コンセントがあっても工事になる、代表的な状況

前の入居者の解約時に、建物側の配線が外されている

室内のコンセントは残っていても、共用部(MDF室など)で接続が切られていることがあります。つなぎ直す作業が必要です。

別の事業者の設備が入っている

光コンセントは共通の形でも、その先の回線は事業者ごとに違います。契約したい事業者の設備でなければ、そのままでは使えません。

配線方式が合わない

集合住宅では、共用部から各部屋までの配線が電話線(VDSL)やLANケーブルの場合があります。光コンセントに見えるものが、実は別の端子ということもあります。

契約上、あらためて開通の手続きが要る

物理的につながっていても、事業者側で回線を開通させる作業が必要です。これは工事とは別の手続きです。

つまり「あるかどうか」ではなく「どの事業者の、どういう状態のものか」を確認する必要があります。これは入居者からは分かりません。事業者に照会します。

建物名・部屋番号を伝えて、工事の要否を確認する

光コンセントの有無だけでは工事の要否は決まりません。事業者側で設備の状況を確認する必要があります。

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確認する順番

光コンセントを見つけてからやること

  1. ① 写真を撮るプレートの表示と形が分かるように撮ります。事業者に説明するとき、言葉より早いです。
  2. ② 管理会社に聞く「この部屋の光回線は、いま使える状態でしょうか」。建物としてどの事業者が入っているかを知っていることがあります。
  3. ③ 事業者に照会する建物名・部屋番号・光コンセントの形を伝えます。設備の状況を調べてもらえます。
  4. ④ 工事の要否と費用を確認する「工事不要」と言われた場合でも、開通の手続きに日数がかかることがあります。いつ使えるようになるかを聞いてください。

見つからないとき

光コンセントが見つからない場合、次の3つのどれかです。

①部屋まで光ファイバーが来ていない。引き込み工事が必要です。
②建物には来ているが、部屋には来ていない。共用部から部屋までの工事が必要です。
③建物に導入されていない。共用部への導入から必要で、これは所有者の判断です。

③の場合、入居者からは動かせません。工事不要の回線に切り替える判断が要ります。

つなぎ方と、刺さらないとき

光コンセントから先の並びは決まっています。順番を間違えるとつながりません。

機器のつなぎ方

  1. ① 光コンセント壁側。ここに光ケーブルをつなぎます。
  2. ② 光ケーブル細い白や黒のケーブル。強く曲げると中の光ファイバーが折れます。直角に曲げないでください。
  3. ③ 回線終端装置(ONU)光の信号を電気の信号に変える機器。事業者からの貸与品です。
  4. ④ ルーター複数の機器で使うために必要。ONUと一体になっている機器もあります。
  5. ⑤ パソコン・スマートフォンLANケーブルまたは無線でつなぎます。

差し込めないときに確認すること

LANケーブルを挿そうとしている

光コンセントはLANケーブルの端子ではありません。専用の光ケーブルが必要です。ONUと一緒に届いているはずです。

向きが合っていない

光ケーブルのコネクタには向きがあります。無理に押し込まないでください。端面を傷つけると通信できなくなります。

キャップが付いたまま

光ケーブルの先端に保護キャップが付いていることがあります。外してから挿します。

そもそも別の端子

テレビ端子や電話のモジュラージャックの可能性があります。プレートの表示を確認してください。

光ケーブルの端面は指で触らないでください。汚れると通信できなくなります。抜き差しを繰り返すのも避けてください。

どこを探せばよいか

光コンセントは、目に付く場所にあるとは限りません。集合住宅では、部屋の中の「情報盤」や分電盤の中に収まっていることがあります。

見落としやすい場所

見つからない場合は、管理会社に「この部屋の光コンセントの位置を教えてもらえますか」と聞くのが早いです。図面で分かることがあります。

よくある失敗

光コンセントがあるから工事不要だと決めつける

室内の設備と、建物側の接続状態は別です。事業者に照会しないと分かりません。

テレビ端子と間違える

形が似ています。プレートの表示を見てください。

前の入居者の機器が残っているのを使おうとする

ONUなどの機器は事業者の貸与品であることが多く、勝手に使うことはできません。管理会社に伝えてください。

写真を撮らずに電話する

口頭で形を説明するのは難しく、行き違いのもとです。

よくある疑問

光コンセントの差込口に、手持ちのLANケーブルが挿さりません。

光コンセントはLANケーブルの端子ではありません。光ケーブル専用の差込口です。ONU(回線終端装置)を経由してから、LANケーブルにつながります。

光コンセントに「SC」と書いてあります。何ですか。

光ケーブルのコネクタの規格名です。形状を示すもので、どの事業者かを示すものではありません。写真を撮って事業者に伝えてください。

光コンセントがあるのに「工事が必要」と言われました。工事費はかかりますか。

作業の内容によります。事業者ごとに工事費の設定と割引の条件が異なるため、申し込み前に金額を確認してください。本サイトでは事業者ごとの金額は扱いません。

前の入居者のONUが置きっぱなしです。

多くの場合、事業者からの貸与品です。使わずに管理会社へ連絡してください。返却されていない機器は、前の入居者に請求が発生している可能性があります。

光コンセントを自分で増設できますか。

できません。光ファイバーの接続には専用の機器と技術が要ります。また賃貸では、建物への工事にあたるため許可が必要です。

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