本ページはアフィリエイト広告を利用しています。掲載する法令・基準の記載は、警察庁・警視庁・国土交通省・消費者庁・国民生活センターの公表資料にもとづきます。

努力義務は、年齢で分かれていない

自転車のヘルメットについて「子どもだけ」と思っている人がいます。いまは年齢に関係なく、すべての利用者が対象です。警視庁の記載を確かめたうえで、「努力義務」という言葉が実際に何を意味するのかを整理します。

本ページは道路交通法・道路運送車両法などの一般的な整理です。細目は都道府県の道路交通規則によって定めが異なることがあり、制度は改正されます。個別の車両が基準に適合するかは製造・販売事業者に、交通ルールの適用はお住まいの都道府県警察にご確認ください。
このページの内容
  1. 誰が対象か
  2. 「努力義務」とは何か
  3. なぜ罰則ではなく努力義務なのか
  4. ヘルメットの選び方
  5. 二人乗りの原則
  6. 特定小型原動機付自転車の場合
  7. 確認の順序
  8. 確認に使った一次情報
  9. よくある疑問

誰が対象か

警視庁は次のように書いています。

改正道路交通法の施行により、自転車を運転する場合は、年齢に関係なくすべての利用者が乗車用ヘルメットをかぶるように努めなければならなくなりました。

「年齢に関係なくすべての利用者」です。改正前は児童・幼児を対象とする規定でしたが、いまは大人も含まれます。

誰にかかるか

立場扱い
自転車を運転する大人努力義務の対象
自転車を運転する子ども努力義務の対象
幼児用座席に乗せられている子ども保護する立場の人が、かぶらせるよう努める
特定小型原動機付自転車の運転者努力義務の対象(警察庁)

運転する人だけでなく、乗せている子どもについても、かぶらせるよう努めることが求められます。

「努力義務」とは何か

言葉の意味を整理します。努力義務は「守らなくてよい」という意味ではありません。「かぶるように努めなければならない」と法律に書かれている状態です。

義務・努力義務・任意の違い

法律の書き方守らなかった場合
義務「〜しなければならない」罰則が定められていることがある
努力義務「〜するよう努めなければならない」直接の罰則は定められていない
任意規定なし

努力義務は、法律上の要請です。罰則が無いことと、守らなくてよいことは別です。

そして実務上、もう1つ効く場面があります。事故が起きたときの過失の評価です。ヘルメットをかぶっていたかどうかが、損害賠償の場面で考慮されることがあります。「罰則が無いから関係ない」とは言えません。

なぜ罰則ではなく努力義務なのか

自転車は免許も登録も要らず、誰でも乗れる乗り物です。取り締まりの仕組みを前提にしにくいという事情があります。

そのうえで、頭部の保護は事故時の被害に直結します。制度としては努力義務でも、身体の側の事実は変わりません。ここは制度の話と分けて考えてください。

ヘルメットの選び方

選ぶときに見ること

かぶらなくなる理由と、その対処

暑い

通気性の高いモデルに替えると続きます。かぶらないヘルメットより、かぶる軽いヘルメット。

髪型が崩れる

インナーキャップを使う、到着後に整える前提で選ぶ、といった対処があります。

持ち運びが面倒

駐輪時にワイヤーで車体に固定できるタイプがあります。

見た目が気になる

帽子型・カジュアル型で基準適合のものがあります。マークがあるかを確認してください。

子どもが嫌がる

サイズが合っていないことが多いです。ずれる、締まりすぎる、重い。買い直すと解決することがあります。

二人乗りの原則

ヘルメットと並んで誤解されるのが二人乗りです。警視庁の記載は明快です。

原則として運転者以外の人を乗せることはできません

原則は禁止。幼児の同乗が例外として認められているだけです。大人を後ろに乗せることは、この例外に当たりません。

幼児を乗せる場合の条件は幼児を乗せるときにまとめました。何人まで、どの車体で、おんぶを足せるかが決まっています。

特定小型原動機付自転車の場合

電動キックボードなどの特定小型原動機付自転車についても、警察庁は「特定小型原動機付自転車の運転者には、乗車用ヘルメットの着用の努力義務がある。」としています。

一方で、ペダル付き電動バイク(原動機付自転車として扱われるもの)は、努力義務ではなく着用が求められます。警視庁が挙げる必要なもの4つの中に「乗車用ヘルメットの着用」が入っています。

区分ごとのヘルメットの扱い

区分ヘルメット
自転車(電動アシストを含む)努力義務
特定小型原動機付自転車努力義務
ペダル付き電動バイク(原動機付自転車)着用

区分の見分け方はペダル付き電動バイク特定小型原動機付自転車にまとめています。

確認の順序

いま確認すること

アシスト比率の基準ペダル付き電動バイク特定小型原動機付自転車幼児を乗せるときヘルメットと二人乗り防犯登録と譲渡

装備と車体を、公式の情報でそろえる

車体の仕様と適合する装備は公式サイトで確認できます。用途と体格に合うモデルから絞り込めます。

掲載内容は各社公式サイトの公表値です。効果には個人差があります。広告(PR)を含みます。

確認に使った一次情報

よくある疑問

かぶらないと罰金を取られますか。

努力義務には直接の罰則が定められていません。ただし法律上の要請であり、事故時の評価に影響することがあります。

子どもだけの義務ではないのですか。

警視庁は「年齢に関係なくすべての利用者が」としています。大人も対象です。

帽子型のヘルメットでもよいですか。

安全基準に適合していることを示すマークがあるかを確認してください。見た目の形ではなく、基準への適合が判断の軸です。

幼児用座席の子どもにもかぶらせますか。

保護する立場の人が、かぶらせるよう努めることが求められます。座席に乗せる時点でかぶらせてください。

大人を後ろに乗せてもよいですか。

警視庁は「原則として運転者以外の人を乗せることはできません」としています。幼児の同乗が例外として認められているだけです。

電動キックボードもヘルメットは努力義務ですか。

警察庁は特定小型原動機付自転車の運転者について努力義務としています。ただしペダル付き電動バイクは着用が求められます。

自転車と電動モビリティの法令ガイドの記事一覧

一次情報の確認先

本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。

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