保証人がいないときの相談先が、制度として用意されている
居住支援法人は、都道府県が指定する法人です。東京都は業務として家賃債務保証業務/「住宅相談等の入居支援」/「見守り等の生活支援」/「賃貸人に対する情報提供」/残置物処理等業務を挙げています。「保証人がいないから借りられない」という場面のために、公的に指定された相談先があります。
指定の仕組み
東京都は、居住支援法人について「改正住宅セーフティネット法(平成29年10月25日施行)に基づき、住宅確保要配慮者の民間賃貸住宅への円滑な入居促進を図るため」東京都が指定する法人と説明しています。
指定の要件としては「少なくとも1年以上の間、支援業務を適切に実施したこと」と支援業務に従事した実績が必要とされています。
つまり、看板を出せば名乗れるものではなく、実績を見て都道府県が指定しています。相談先を選ぶときの目安になります。
5つの業務
東京都が公表している居住支援法人の業務
| 業務 | 内容 |
|---|---|
| 家賃債務保証業務 | 保証人の代わりになる仕組み |
| 入居支援 | 「住宅相談等の入居支援」 |
| 生活支援 | 「見守り等の生活支援」 |
| 賃貸人支援 | 「賃貸人に対する情報提供」 |
| 残置物処理等業務 | 改正法で位置づけられた業務 |
出典:東京都の公表内容(2026年9月11日確認)。どの業務を行うかは法人ごとに異なります。
国土交通省も、居住支援法人の業務を「情報提供・相談、見守りなどの生活支援、登録住宅の入居者への家賃債務保証等の業務」としています。
すべての法人がすべての業務を行っているわけではありません。東京都の一覧には「法人の名称・住所・支援業務を行う事務所等」が記載されています。何をしている法人かを見てから連絡します。
どこで探すか
東京都は「居住支援法人一覧(PDF)」をホームページで公開しています。
相談までの順番
- 自分の都道府県のページを開く指定するのは都道府県です。
- 居住支援法人の一覧を見る東京都は名称・住所・支援業務を行う事務所等を記載したPDFを公開しています。
- 行っている業務を確かめる家賃債務保証をしている法人と、相談だけの法人があります。
- 連絡して状況を伝える物件を探す段階から相談できます。→ 探し方と専用住宅の違い
居住支援協議会との違い
2つの違い
| 居住支援法人 | 居住支援協議会 | |
|---|---|---|
| 正体 | 都道府県が指定する法人(東京都) | 「地方公共団体や関係業者、居住支援団体等が連携」する組織(国土交通省) |
| 相談先として | 個別の相談を受ける | 連携の枠組み。相談会や情報提供を行う場合がある |
出典:東京都・国土交通省の公表内容(2026年9月11日確認)。
名前が似ていますが、法人は「相談する相手」、協議会は「関係者が集まる枠組み」です。
状況ごとの入口
保証人を頼める人がいない
高齢の親が一人で契約できるか不安
何度も入居を断られている
家賃の負担を下げたい
亡くなったあとの荷物のことを大家に心配されている
公的な減免も併せて調べたい
よくある取りこぼし
民間の保証会社と同じものだと思った
居住支援法人は都道府県が指定する法人です(東京都)。
どの法人も同じ業務をしていると思った
東京都の一覧には支援業務を行う事務所等が記載されています。
市区町村に居住支援法人の指定を問い合わせた
指定するのは都道府県です。
居住支援協議会に個別相談を申し込んだ
協議会は関係者が連携する組織です(国土交通省)。
物件が決まってから相談しようとした
入居支援は探す段階から受けられます。
保証料の比較サイトで探した
本サイトでは家賃債務保証会社の比較は扱いません。都道府県の一覧をご確認ください。
→ 断らない賃貸を公的に登録する仕組み/探し方と専用住宅の違い/専用住宅と家賃低廉化補助/居住支援法人と協議会/居住サポート住宅(令和7年10月〜)/残置物処理と家賃債務保証
住むところが決まったら必要になるもの:光回線・ホームルーター選び/引越し・新生活の初期費用/賃貸の回線工事と手続き/カーリース・車のサブスク比較
関連する公的手続き:転入届の日の窓口/公営住宅の収入申告/減免・免除の申請
確認に使った一次情報
- 国土交通省「住宅セーフティネット制度」国土交通省 住宅セーフティネット制度
- 国土交通省 報道発表「施行期日を定める政令を閣議決定」国土交通省 施行期日の政令
- 品川区「セーフティネット住宅・居住支援」品川区 居住支援
- 北区「セーフティネット住宅家賃低廉化補助事業」北区 家賃低廉化補助
- 東京都「居住支援法人」東京都 居住支援法人
- 杉並区「セーフティネット住宅」杉並区 セーフティネット住宅
いずれも2026年9月11日に確認した公表内容です。対象者の要件・所得の基準・補助の額と期間は、市区町村ごとに異なり、また制度の改正で変わります。本サイトでは不動産業者や家賃債務保証会社の比較は扱いません。
よくある疑問
居住支援法人に相談するとお金がかかりますか。
どこに一覧がありますか。
家賃債務保証はすべての法人がやっていますか。
居住支援協議会に相談できますか。
民間の保証会社を使うのと何が違いますか。
住宅セーフティネット制度の手引きの記事一覧
一次情報の確認先
本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。