本ページの掲載する制度の記載は、各市区町村・都道府県および東京都水道局の公表内容にもとづきます。

7つ並んでいるうち、1つだけ「申請は必要ありません。」

国民健康保険料が安くなる仕組みは、ひとつではありません。渋谷区のページには軽減・免除・減免が7種類ならんでいます。そのうち義務教育就学前の均等割額減額だけが「申請は必要ありません。」と書かれています。残りは自分から届け出ないと適用されません。まず、この線引きから確認してください。

本ページは税・保険料・公共料金の減免と免除の手続きについての一般的な整理です。本サイトが減免の可否を判断するものではありません。要件・様式・窓口・金額は、市区町村および都道府県ごとに異なります。また減免には申請期限があり、期限を過ぎると受け付けられないものがあります。かならず、お住まいの市区町村の担当課にご確認ください。
このページの内容
  1. 要るものと要らないもの
  2. 産前産後期間の免除
  3. 失業による軽減
  4. 被扶養者だった方の減免
  5. 均等割額の軽減と申告
  6. 状況ごとの考え方
  7. よくある取りこぼし
  8. 確認に使った一次情報
  9. よくある疑問

要るものと要らないもの

渋谷区のページに並んでいるもの

申請・届出
義務教育就学前の均等割額減額「申請は必要ありません。」
均等割額の軽減申告が前提(確定申告または住民税申告)
産前産後期間の保険料免除届出が要る
失業による保険料軽減申請が要る
被用者保険の被扶養者だった方の減免申請が要る
災害等特別事情による減免申請が要る
介護適用除外施設入所者の介護分減免申請が要る
刑事施設入所者の保険料減免申請が要る

出典:渋谷区「国民健康保険料の軽減・減免」(2026年9月10日確認)。種類と取り扱いは市区町村ごとに異なります。

「申請は必要ありません。」と書かれているのは1つだけです。ほかは、当てはまっていても自動では始まりません。

産前産後期間の免除

産前産後期間の保険料免除(渋谷区の記載から)

内容
対象「妊娠85日(4か月)以上の出産」が対象
届出できる時期「出産予定日の6か月前から届出ができます。出産後の届出も可能」
必要書類母子健康手帳/本人確認書類/個人番号確認書類

出典:渋谷区「国民健康保険料の軽減・減免」(2026年9月10日確認)。

「妊娠85日(4か月)以上の出産」という書き方に注意してください。この記載は、死産・流産・早産の場合を含める趣旨で用いられる表現です。詳しい取り扱いは市区町村の国保の窓口にご確認ください。

「出産後の届出も可能」とされています。出産前に出し忘れても、あきらめる必要はありません。ただし、いつまで遡れるかは市区町村の取り扱いによります。

出産のときの手続き

失業による軽減

失業による保険料軽減(渋谷区の記載から)

内容
対象「離職時年齢が65歳未満」で特定理由離職などに当たる方
期間「離職日の翌日の属する月から翌年度末まで」
必要書類雇用保険受給資格者証等/身分証明書

出典:渋谷区「国民健康保険料の軽減・減免」(2026年9月10日確認)。対象になる離職理由は、雇用保険の離職理由コードで判断されます。

この軽減は、離職理由によって決まります。雇用保険受給資格者証に書かれている離職理由のコードが基準です。自己都合か会社都合かで結論が変わります。→ 離職理由コードの見方

「離職日の翌日の属する月から翌年度末まで」と、期間が長めに取られています。離職からしばらく経っていても、期間内なら申請の価値があります。

被扶養者だった方の減免

会社の健康保険の被扶養者だった方が、本人の退職などで国保に入るときの減免です。渋谷区は対象を「国保加入日に65歳以上」としています。

被用者保険の被扶養者だった方の減免(渋谷区の記載から)

内容
対象「国保加入日に65歳以上」
必要書類健康保険資格喪失証明書/身分証明書

出典:渋谷区「国民健康保険料の軽減・減免」(2026年9月10日確認)。

「健康保険資格喪失証明書」が要ります。これは会社または健康保険組合が出す書類です。国保の加入手続きのときに一緒に確認してください。

均等割額の軽減と申告

渋谷区は均等割額の軽減について、対象を「前年の所得が一定基準額以下の世帯」とし、必要書類に「確定申告または住民税申告」を挙げています。

ここが取りこぼしの多いところです。収入が無い年でも、申告をしていないと所得の情報が役所に無く、軽減の判定ができません。「収入が無いから申告は要らない」と考えて申告しないと、軽減されないまま保険料が計算されることがあります。

申告をしておいたほうがよい場面

出典:渋谷区「国民健康保険料の軽減・減免」の記載をもとに整理(2026年9月10日確認)。取り扱いは市区町村ごとに異なります。

状況ごとの考え方

会社を辞めて国保に入った

離職理由によって軽減があります。雇用保険受給資格者証を持って窓口へ。→ 失業による軽減

65歳以上で、家族の扶養から外れて国保に入った

被扶養者だった方の減免の対象になることがあります。健康保険資格喪失証明書が要ります。

妊娠している/出産した

産前産後期間の免除があります。出産予定日の6か月前から届け出られます。

収入が無いので申告をしていない

軽減の判定ができません。住民税の申告をしてください。

保険料そのものではなく、病院の窓口で払うお金が厳しい

別の制度です。窓口で払う医療費の減免

災害で被害を受けた

災害等特別事情による減免があります。被災したときの税と保険料の減免

よくある取りこぼし

全部が自動で適用されると思った

渋谷区で「申請は必要ありません。」と書かれているのは1つだけです。

収入が無いので申告しなかった

所得の情報が無いと軽減の判定ができません。

世帯の誰かが申告していなかった

軽減は世帯の所得で判定されます。

自己都合退職だから軽減は無いと思い込んだ

判断は離職理由コードによります。離職理由コードの見方

出産前に届け出そびれた

渋谷区は「出産後の届出も可能」としています。

資格喪失証明書を会社からもらわなかった

被扶養者だった方の減免に必要な書類です。

「軽減」と「減免」は別のもの住民税の減免国民健康保険料の軽減と減免窓口で払う医療費の減免介護保険料の減免水道・下水道料金の減免

ほかのクラスタで扱っているもの:自動車税・軽自動車税の減免耐震改修後の固定資産税の減額被災したときの税と保険料の減免就学援助

確認に使った一次情報

よくある疑問

申請しなくても安くなりますか。

渋谷区で「申請は必要ありません。」と書かれているのは、義務教育就学前の均等割額減額です。ほかは届出・申請が要ります。

収入がありませんが、申告は必要ですか。

軽減の判定に所得の情報が必要です。渋谷区は均等割額軽減の必要書類に「確定申告または住民税申告」を挙げています。

退職しました。何を持っていけばよいですか。

雇用保険受給資格者証等と身分証明書が挙げられています。65歳以上で被扶養者だった方は、健康保険資格喪失証明書も確認してください。

出産後でも届け出られますか。

渋谷区は「出産後の届出も可能」としています。いつまで遡れるかは市区町村の取り扱いによります。

病院の窓口で払うお金も安くなりますか。

それは別の制度です。一部負担金の減免という仕組みがあります。→ 窓口で払う医療費の減免

減免・免除の申請ガイドの記事一覧

一次情報の確認先

本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。

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