本ページはアフィリエイト広告を利用しています。掲載する制度の記載は、内閣府(防災担当)および各市区町村の公表内容にもとづきます。

器具より、取り付ける人のほうが問題になる

家具の固定は、避難する前の段階の話です。倒れた家具に挟まれれば、そもそも逃げられません。多くの市区町村が助成を用意していますが、高齢の世帯にとっての壁は、器具の値段よりも「誰が取り付けるか」です。横浜市は「家具転倒防止器具の取付を無償で代行します」という仕組みを置いています。

本ページは災害時の支援に関する制度についての一般的な整理です。制度の有無・名称・対象・金額・手続きは市区町村ごとに異なります。実際の登録や申請は、お住まいの市区町村の防災担当課・福祉担当課・保健所にご確認ください。
このページの内容
  1. 器具代と取付、2つの助成
  2. 対象になる世帯
  3. 上限がある
  4. 借家のとき
  5. どこから固定するか
  6. 状況ごとの考え方
  7. よくある取りこぼし
  8. 確認の順序
  9. 確認に使った一次情報
  10. よくある疑問

器具代と取付、2つの助成

実際に確認できた2市区の制度

板橋区横浜市
助成の中身調査費用 9,000円/器具及び取付工事費用 13,000円重点対策地域は器具代を全額補助/その他地域は一部補助(1,200〜1,700円の申請者負担)
取付取付工事費用が助成に含まれる無償で代行(先着300件、要件あり)
個数取付代行できる家具は1つまで
上限超過自己負担
申請窓口・郵送・電子申請電子申請・郵送・FAX・E-mail

出典:板橋区・横浜市の公表内容(2026年9月10日確認)。これは2市区の例です。制度の有無・対象・金額は市区町村ごとに異なります。

板橋区が「調査費用」を分けて置いているのが目を引きます。どの家具をどう固定するかを見てもらう工程に、費用がかかるという設計です。壁の下地がどこにあるかは、外からは分かりません。

対象になる世帯

板橋区は対象をこう書いています。

65歳以上の高齢者のみの世帯、もしくは、その世帯の同居者が18歳以下のお子さんであるときは対象となります

出典:板橋区「高齢者家具転倒防止器具取付費用の助成」

障がい者のみの世帯も対象に含まれています。

「同居者が18歳以下の子どもなら対象」という書き方が実務的です。大人が同居していれば自分で取り付けられるだろう、という前提の裏返しです。同居の家族がいても、その人が高齢である、遠方に単身赴任している、といった事情は窓口で伝えてください。

上限がある

板橋区の上限(公表内容から)

費目上限
調査費用9,000円
器具及び取付工事費用13,000円

出典:板橋区の公表内容。上限を超える分は自己負担です。また、既に取り付けられた器具や工事代は対象外とされています。

「既に取り付けられた器具や工事代は対象外」という一文が重要です。自分で買って付けてしまうと、あとから助成は受けられません。これは空き家の除却補助や耐震補助と同じ構造で、順番を守る必要があります。

借家のとき

板橋区は借家の場合に「家屋所有者承諾書」の提出が必要としています。

壁にネジを打つ工事になるためです。賃貸住宅では、貸主の承諾を先に取る必要があります。突っ張り棒式やマット式なら壁に穴を開けずに済みますが、固定の強さは方式によって違うので、調査のときに相談してください。

どこから固定するか

予算にも個数にも上限があるので、優先順位を決めることになります。横浜市は「取付代行できる家具は1つまでとします」としています。

優先して固定する場所の考え方

場所理由
寝ている場所の周り寝ているときは逃げられない。倒れてくる方向にあるものから
出入口をふさぐ位置の家具倒れると部屋から出られなくなる
廊下・玄関までの動線上避難の通り道
背の高い家具本棚・食器棚・タンス
ガラスが入っている家具割れると足元が危険になる

1つだけ固定するなら、寝ている場所の周りからです。どの家具をどう固定するかは、調査で見てもらってください。

そもそも家具の数を減らすという方法もあります。使っていない家具を処分すれば、固定する対象が減り、退路も広がります。家族が先にやること

状況ごとの考え方

すでに自分で取り付けた

板橋区は「既に取り付けられた器具や工事代は対象外」としています。これから追加する分について相談してください。

同居の家族がいる

対象外になることがあります。板橋区は「高齢者のみの世帯」または「同居者が18歳以下」を条件にしています。事情がある場合は窓口で伝えてください。

賃貸に住んでいる

家屋所有者の承諾書が要ります。先に貸主に相談してください。

何個も固定したい

個数や金額に上限があります。横浜市は取付代行を1つまでとしています。優先順位を決めてください。

壁のどこに下地があるか分からない

板橋区は調査費用を別に助成しています。見てもらう工程があると考えてください。

家具が多すぎる

減らすことも選択肢です。固定する数が減り、避難の通り道も広がります。→ 家族が先にやること

よくある取りこぼし

先に取り付けてしまった

板橋区は既に取り付けた器具・工事代を対象外としています。申請が先です。

賃貸で承諾を取っていなかった

家屋所有者承諾書が要ります。

上限を超えた分を見込んでいなかった

板橋区は調査9,000円・器具と取付13,000円が上限で、超過分は自己負担です。

申請期間を過ぎた

横浜市は「令和8年6月1日〜令和9年1月31日(消印有効)」と期間を区切っています。

寝室以外から固定した

寝ているときがいちばん逃げられません。優先順位を決めてください。

確認の順序

固定を進める

  1. 市区町村に助成があるか聞く防災担当課か高齢福祉担当課。
  2. 対象になる世帯か確認する年齢・同居の状況。
  3. 賃貸なら貸主に相談する承諾書が要ることがあります。
  4. 申請してから取り付ける先に付けると対象外になります。
  5. 優先順位を決める寝ている場所の周りから。
  6. 家具を減らすことも考える家族が先にやること
  7. 避難の登録も進める避難行動要支援者名簿

4つの制度の全体像避難行動要支援者名簿個別避難計画福祉避難所と直接避難電源が要るときの給付救急医療情報キット家族が先にやること

確認に使った一次情報

よくある疑問

助成はどの市区町村にもありますか。

ありません。市区町村ごとの制度で、対象や金額も違います。防災担当課か高齢福祉担当課にご確認ください。

いくら助成されますか。

市区町村によります。板橋区は調査費用9,000円、器具及び取付工事費用13,000円が上限で、超過分は自己負担です。横浜市は重点対策地域で器具代を全額補助し、取付代行を無償で行っています(先着300件、要件あり)。

自分で買って付けてもよいですか。

助成を使うなら、申請が先です。板橋区は「既に取り付けられた器具や工事代は対象外」としています。

賃貸でも使えますか。

家屋所有者の承諾が必要になることがあります。板橋区は借家の場合に「家屋所有者承諾書」の提出を求めています。

どの家具から固定すればよいですか。

寝ている場所の周りからです。寝ているときは逃げられません。次に、倒れると出入口をふさぐ位置の家具です。実際にどう固定するかは、調査で見てもらってください。

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一次情報の確認先

本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。

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