本ページはアフィリエイト広告を利用しています。掲載する制度の記載は、内閣府(防災担当)および各市区町村の公表内容にもとづきます。

遠くにいてもできることがある

離れて暮らしていると、災害のときにすぐには行けません。だからこそ、先にやっておけることがあります。大きく3つ。①制度への登録状況を確認する ②家の中の退路を確保する ③連絡の手順を決める。どれも平常時にしかできません。

本ページは災害時の支援に関する制度についての一般的な整理です。制度の有無・名称・対象・金額・手続きは市区町村ごとに異なります。実際の登録や申請は、お住まいの市区町村の防災担当課・福祉担当課・保健所にご確認ください。
このページの内容
  1. 3つの柱
  2. 登録状況を確認する
  3. 家の中の退路
  4. 連絡の手順
  5. 本人にどう切り出すか
  6. 状況ごとの考え方
  7. よくある取りこぼし
  8. 確認の順序
  9. 確認に使った一次情報
  10. よくある疑問

3つの柱

離れて暮らす家族ができること

内容できる時期
①登録状況の確認名簿・個別避難計画・福祉避難所・給付事業平常時のみ
②家の中の退路玄関までの動線、家具の転倒、物の量帰省したとき
③連絡の手順誰から誰へ、どの順で、つながらないときどうするか平常時のみ

災害が起きてからでは、どれも間に合いません。

登録状況を確認する

帰省したときに聞くこと・確認すること

最後の項目が抜けていることがよくあります。名簿にも計画にも、離れて暮らす家族の連絡先を入れられるか、窓口に確認してください。

家の中の退路

制度の話とは別に、家の中の問題があります。物が多いと、逃げられません。

家の中で見るところ

場所見るもの
玄関までの廊下床に物が置かれていないか。杖や車いすが通れる幅があるか
寝室から出口まで夜、暗い中で通れるか
寝ている場所の周り倒れてくる家具はないか
階段手すりはあるか。物が置かれていないか
玄関ドアの前に物が積まれていないか
家具固定されているか

倒れてこなくても、床に物があるだけで避難の速度が落ちます。自力で歩くのが難しい人ほど、この差が効きます。

高齢の親の家は、長年の物が積み上がっていることがあります。全部を片付けようとすると、本人と揉めて進みません。「玄関までの1本の道」だけを空ける、という進め方があります。

玄関までの道を、まず1本空ける

運び出しから対応する不用品回収があります。全部ではなく、避難経路になる場所から片付けるという進め方ができます。

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連絡の手順

先に決めておくこと

  1. 誰が最初に連絡するか家族が複数いると、全員が同時にかけて回線が混みます。役割を決める。
  2. つながらないときの代替災害用伝言ダイヤル(171)、災害用伝言板、SNS。使い方を一度試しておく。
  3. 近所の誰に頼めるか名前と連絡先を控えておく。民生委員、自治会、隣家。
  4. ケアマネジャーの連絡先介護保険を使っているなら、事業所にも安否確認の仕組みがあることがあります。
  5. 行けない場合にどうするか遠方から誰に何を頼むか。
  6. 集合場所を決める避難先が複数考えられる場合、どこを第一にするか。

「連絡がつかない」ときにどうするかを決めておくのが要点です。災害時は電話がつながりません。つながらないことを前提に手順を作ってください。

本人にどう切り出すか

「名簿に登録して」と言っても、断られることがあります。「近所に迷惑をかけたくない」「まだ大丈夫」という気持ちがあるためです。

切り出し方の例

状況ごとの考え方

親が制度の話を嫌がる

救急医療情報キットから入る方法があります。登録ではなく「冷蔵庫に紙を入れるだけ」なので受け入れられやすいです。→ 救急医療情報キット

片付けを嫌がる

「捨てる」ではなく「通り道を作る」と言い換える。玄関までの1本だけ、と範囲を区切ると進みます。

兄弟の間で意見が分かれる

やることを分担すると進みます。登録の確認、片付け、連絡手順で分ける。

遠方でなかなか帰れない

窓口への電話確認は遠方からでもできます。本人の同意がある前提で、登録状況を市区町村に確認できるか聞いてみてください。

ケアマネジャーがついている

いちばん近い相談相手です。個別避難計画には福祉専門職の参画が想定されています。→ 個別避難計画

親が一人で、近所づきあいも少ない

内閣府の取組指針は個別避難計画の優先度に「独居等の居住実態・社会的孤立の状況」を挙げています。その状況を窓口で伝えてください。

よくある取りこぼし

登録しているつもりで、していなかった

数年前の記憶のまま、というのがよくあります。窓口で確認してください。

家族の連絡先が登録されていなかった

名簿にも計画にも、連絡先を入れられるか確認を。

片付けを全部やろうとして揉めた

玄関までの1本から。

連絡手段を1つしか用意していなかった

電話はつながりません。伝言ダイヤルやSNSを一度試しておく。

本人の意向を確認せずに進めた

名簿の同意は本人のものです。

確認の順序

帰省したときにやること

  1. ハザードマップで家の位置を見る一緒に見る。
  2. 登録状況を聞く名簿・計画・避難先。
  3. 市区町村の窓口に一緒に行くできれば同行する。
  4. 救急医療情報キットを整える救急医療情報キット
  5. 玄関までの道を空ける1本だけでよい。
  6. 家具の固定を確認する寝ている場所の周りから。
  7. 連絡の手順を紙に書く本人にも渡す。

4つの制度の全体像避難行動要支援者名簿個別避難計画福祉避難所と直接避難電源が要るときの給付救急医療情報キット家族が先にやること

確認に使った一次情報

よくある疑問

家族が代わりに名簿登録できますか。

市区町村によります。平常時の情報提供には本人の同意が関わるため、本人の意思確認をどう行うかを窓口で確認してください。

遠方からでも登録状況を確認できますか。

本人の同意がある前提で、電話で確認できる場合があります。個人情報の扱いがあるため、市区町村の窓口で確認してください。

親が拒否したらどうすればよいですか。

できるところから進めるのが現実的です。救急医療情報キットのように登録を伴わないものから始めると受け入れられやすいことがあります。

家具の固定は誰に頼めますか。

市区町村が高齢者世帯向けに家具転倒防止の助成や取付けを行っていることがあります。防災担当課や高齢福祉担当課に確認してください。

災害が起きたあとの手続きも知りたいです。

被災後の手続きは別に整理しています。り災証明書、災害ごみ、公費解体、支援金など。→ 災害のあとの手続きガイド

災害時に助けが要る人の制度ガイドの記事一覧

一次情報の確認先

本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。

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