本ページはアフィリエイト広告を利用しています。掲載する制度の記載は、内閣府(防災担当)・環境省および各都道府県・市区町村の公表内容にもとづきます。

片付けの費用には減免の制度がある

被災した家から出る家財は、量が多く、自分では運べません。市区町村は災害ごみの仮置場を開設し、処理手数料の減免制度を用意しています。ただし期限があります。平塚市は「被害に遭われた日から90日以内に申請」としたうえで、搬入も「減免の決定日から90日以内」に限るとしています。

本ページは災害後の手続きについての一般的な整理です。どの制度がどの災害に適用されるかは、災害ごと・市区町村ごとに異なります。金額や期限も、災害の規模や適用された法令によって変わります。実際の手続きは、お住まいの市区町村の窓口にご確認ください。
このページの内容
  1. 仮置場と減免は別のもの
  2. 減免の中身
  3. 2つの90日
  4. 対象外になるもの
  5. 運び出せないとき
  6. 状況ごとの考え方
  7. よくある取りこぼし
  8. 確認の順序
  9. 確認に使った一次情報
  10. よくある疑問

仮置場と減免は別のもの

災害ごみをめぐる2つの仕組み

災害廃棄物の仮置場処理手数料の減免
いつ開くかその災害のときに市区町村が開設する制度として置かれている
何をするか被災した家財をまとめて受け入れる場所処理施設に搬入したときの手数料を免除する
必要なものり災証明書などを求められることがあるり災証明書+減免申請書(平塚市)
期限開設期間が決まっている申請にも搬入にも期限がある
担当市区町村のごみ担当課市区町村のごみ担当課

出典:平塚市の記載および各市区町村の公表内容から整理。仮置場が開設されるかどうかは、災害の規模と市区町村の判断によります。

大きな災害では仮置場が開き、小さな被害では減免だけ、という組み合わせになることがあります。どちらがあるかを、市区町村のごみ担当課に確認してください。

減免の中身

平塚市の制度を例に見ます。

処理手数料の減免(平塚市の記載)

項目内容
対象市内の一般家庭で、火災・風水害などに遭われた場合
含まれるもの店舗併用住宅は住宅部分のり災ごみ、賃貸アパートは居住者が排出するり災ごみ
対象外店舗や事業所
減免の内容施設へ搬入した際のごみ処理手数料を免除
必要書類り(罹)災証明書(消防署または固定資産税課発行)/一般廃棄物処理手数料等減免申請書/本人確認書類/認め印(自署の場合は不要)
決定まで審査後10日程度で決定通知書が郵送

出典:平塚市「火災や風水害等により家庭から生じた一般廃棄物の処理手数料の減免について」。これは平塚市の例です。制度の有無・内容・期限は市区町村ごとに異なります。

ここで見落とされやすいのは、「免除されるのは施設に搬入したときの手数料」だという点です。運ぶ手段は自分で用意することになります。

2つの90日

平塚市の制度には、期限が2つあります。

平塚市の場合の時間の流れ

  1. 被害に遭うここが起点。
  2. 90日以内に申請する「被害に遭われた日から90日以内に申請」。り災証明書が要ります。
  3. 審査(10日程度)決定通知書が郵送されます。
  4. 決定日から90日以内に搬入する「決定通知書が届いた日以降で、減免の決定日から90日以内に施設に搬入した場合に限」る。
  5. 搬入する決定通知書を持参します。

「決定通知書が届いた日以降」という条件があるので、決定より前に運び込むと免除されません。先に片付けて搬入してしまうと、手数料を払うことになります。

対象外になるもの

平塚市は、次のものを受け入れの対象外としています。

平塚市が対象外に挙げているもの

家電リサイクル品(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)は、災害でも別扱いになることが多い品目です。被災したかどうかで扱いが分かれます。仮置場では品目ごとに置き場が分かれているので、事前に何を持ち込めるかを確認してください。

運び出せないとき

減免があっても、家から施設まで運ぶ手段は別の問題です。浸水した家財は水を吸って重く、量も多くなります。高齢の世帯や、車を持っていない世帯では、そもそも運び出せません。

市区町村によっては戸別収集を行うことがありますが、災害の規模と時期によります。まず市区町村に「持ち出しに困っている」と伝えてください。そのうえで、民間の回収を使う場合は、減免の対象になるのは施設に搬入したときの手数料なので、運搬の費用とは別だという点に注意してください。

家から運び出す手段が無いとき

浸水した家財は重く量も多くなります。運び出しから対応する不用品回収があります。市区町村の減免制度と併せて検討してください。

運営:株式会社MyVision(有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-314719/東京労働局)。面談は無料・オンライン対応。広告(PR)を含みます。

状況ごとの考え方

すぐに片付けたいが、証明書がまだ出ていない

先に写真を撮ってください。そのうえで市区町村に「減免を申請したいが証明書がまだ」と相談してください。運用は市区町村によります。

賃貸に住んでいる

平塚市は「賃貸アパートは居住者が排出するり災ごみ」を対象に含めています。建物の所有者ではなく、住んでいる人が申請できる制度です。

店舗併用住宅だった

住宅部分と店舗部分で分かれます。平塚市は住宅部分を対象としています。事業所の廃棄物は別の枠組みです。

家電リサイクル品を出したい

被災していない家電は受け入れられないことがあります。平塚市は「焼損していない家電リサイクル品」を対象外としています。

仮置場が開設されていない

通常のごみの出し方+減免、という組み合わせになります。市区町村のごみ担当課に確認してください。

量が多くて期限に間に合いそうにない

早めに市区町村に相談してください。期限の扱いは市区町村が定めています。

よくある取りこぼし

決定前に搬入した

平塚市は「決定通知書が届いた日以降」を条件にしています。免除されません。

90日を過ぎた

申請にも搬入にも期限があります。片付けに追われているうちに過ぎます。

運搬費も免除されると思っていた

免除されるのは施設に搬入したときの処理手数料です。運ぶ手段は別です。

写真を撮らずに捨てた

被害の程度を示す材料が無くなります。被害認定と再調査

り災証明書の発行元を間違えた

平塚市は「消防署または固定資産税課発行」と書いています。火災と自然災害で発行元が違うことがあります。

確認の順序

片付けの前にやること

  1. 写真を撮るいちばん先。片付けたら撮れません。
  2. 市区町村のごみ担当課に電話する仮置場はあるか、減免はあるか、期限はいつか。
  3. り災証明書を申請するり災証明書と被災証明書
  4. 減免を申請する被害から90日以内(平塚市の例)。
  5. 決定通知書を待つ届く前に搬入しない。
  6. 運ぶ手段を決める自分で運ぶか、頼むか。
  7. 期限内に搬入する決定日から90日以内(平塚市の例)。

り災証明書から始まるり災証明書と被災証明書被害認定と再調査災害ごみと手数料の減免公費解体と自費解体使えるお金の制度税と保険料の減免

確認に使った一次情報

よくある疑問

災害ごみは無料で処分できますか。

市区町村の減免制度があれば、施設に搬入したときの処理手数料が免除されることがあります。平塚市は「施設へ搬入した際のごみ処理手数料を免除」としています。ただし運搬は自分で行うのが前提で、制度の有無と内容は市区町村ごとに異なります。

仮置場には誰でも持ち込めますか。

被災した住民に限られるのが通常です。り災証明書などの提示を求められることがあります。受け入れる品目も決まっています。市区町村の案内を確認してください。

業者に頼んだ費用は減免されますか。

減免の対象は、市区町村の処理施設に搬入したときの手数料です。民間の回収業者に払う費用とは別です。市区町村の窓口でご確認ください。

期限を過ぎたらどうなりますか。

減免が受けられなくなることがあります。平塚市は申請と搬入の両方に90日の期限を設けています。事情がある場合は早めに窓口に相談してください。

災害ごみと普通の粗大ごみは分けるのですか。

分けます。災害で出たものかどうかで手続きが変わります。被災していないものを混ぜると、対象外になることがあります。

災害のあとの手続きガイドの記事一覧

一次情報の確認先

本ページの前提となる制度・統計は、以下の公的機関等の公表情報で確認できます。最新の内容は必ず各機関の公式ページでご確認ください。

関連する情報サイト